2010年03月15日

春愁

人が支え合って生きているのは間違いないと思います。しかしだからといって漫然と感謝を振りまけばいいのかといえば違う気もするし、そうしたいわば自然な優しさを善いことと認めたくない気もします。決して「善くない」と言いたいわけではなくて、あくまで一種の妬みと訝しみなのですが。

周りの人のために何かを成し遂げる、という言い方も、モチベーションとなりうることは認めますがそれ以上のものではないと考えます。返報性を強く意識せずとも、わたしは何かしらの成功は基本的にまず自分のためだと思っていますし、それ自体は悪いものではないとも思っています。

のっけから重たい話をしてしまいました。多少の事情からふと、誠意や身勝手さ―つまるところ倫理でしょうか―について考えてみたくなったのです。
ただ、いま上手にまとめられる気はしませんし、細かな事情をお話しするのも何となくはばかられるので、中途半端ながらこれ以上は触れません。機会がありましたらどうかまた聞いてください。

身近の些細ないらだち(と、書いてしまいますが)からこんなことをごちゃごちゃと考えるのもスマートではないのかもしれません。しかし内実を意識してこそ諸々の行動が誠実さとして結実するのではないでしょうか。あるいはもし、こうした領域まで無意識的にイメージに操られてしまうとしたら、恐ろしいとは思いませんか。



いろいろと考えていたら疲れてしまいました。いつもながら、しゃべるだけしゃべっておしまいです。
こんなことをあなたに宛てて書きながら、いまわたしがあなたのことを想っているのか、もはやわたし自身にはわからなくなっています。きっと想っている、そう信じて綴り続けています。



Posted by シナモン at 00:59│Comments(0)
 
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