眠れない夜は 優しい歌に包まれて

シナモン

2010年04月16日 03:05

お久しぶりです。
やはり、パソコンでないと億劫になってしまいますね。



新学期が始まりました。まだバタバタしていて軌道に乗りきっていませんが、気張ってゆかねばと思っています。
それにしてもこの寄る辺なさ、足場の悪さとでもいうのでしょうか、参ります。それが醍醐味でもあるのですが。

そして久々の大学だからか、妙に疲れやすく眠れません。困ったものです。



山は、ゆっくりと霧を吹いたように萌葱です。
やがて緑は濃く、葉はその姿をあきらかにしてゆくことでしょう。そうした躍動もいいけれど、しかしこの霞のやわらかさ、カルスのあどけなさには何か胸をときめかせるものがあります。
これが、春でしょうか。

桜は、凛としてきよらかです。
日本人だけがこの散りようを、あるいはこのたゆまぬ、ひきしまった薄紅を愛でるのでしょうか。
そうだとしても、そうでなかったとしても、案外わたしはこの花が好きなようです。山の頂から、麓の新たな青春―まさに青春、入学式―へと舞う桜を見ていたら、おさえがたくいとおしい気持ちになりました。

きっと次の季節も、わたしは愛しているのでしょう。そうやってまた春に微笑んでいられたらいいなと、思っています。





《コミットメントの一貫性》